2006年 09月 06日 ( 1 )

 

時をおくる◆September, 2006


          
             私の中で歌っていた
             リズムはもう死んで
             あとには振子とぜんまいが
             解体工場の鉄くず同然に
             ゆっくりと瞬目しながら
             光の中に溶け出していくのだった


             九月の
             どこか諦観した空気の襞々から
             消えゆくものたちが羽ばたいて
             最期の
             それはそれは物悲しげな叫びを
             発し続けているのだった


             調速機さながらの規則正しさで
             輪列をパルスに変えて
             虚空へ放ち続ける
             その儚い脈動に花を添えて
             私は時を葬(おく)ろう
          


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  by wind-walker | 2006-09-06 00:49 | 心象風景

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